第36回講談社絵本新人賞受賞作『ほしじいたけ ほしばあたけ』。
表紙をみて、「この絵本どんなお話なの!?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
インパクトのある表紙に負けないくらい、内容もユーモアあふれています。
とっても面白いので、ぜひたくさんの子に読んでもらいたい!
そこで、今回は「ほしじいたけ ほしばあたけ」シリーズの全作品を紹介していきます。
あらすじも書いてあるので、気になった作品を見つけてぜひ読んでみてくださいね。
ほしじいたけ ほしばあたけシリーズってどんなお話?
ほしじいたけ ほしばあたけシリーズは、カラカラに乾燥したしいたけの「ほしじいたけ」と「ほしばあたけ」が主役の絵本です。
「ほしじいたけ」はちょっと天然だけどみんなに愛されていて、「ほしばあたけ」はしっかり者でピンチの時は必ず助けてくれます。
そんなふたりと、きのこ村のきのこたちを中心に物語が展開されます。
おすすめの対象年齢は3歳からですが、1歳・2歳の子も楽しく聞いていられる絵本です。
ユーモアあふれる内容で、何度読んでも我が家の子どもたちは楽しそうに聞いています。
きのこが好きな子も、そうでない子も楽しめる絵本になっています。
しいたけを食べず嫌いだった上の子。
この絵本を読んでからきのこに興味を持ち、「このきのこ何~?」と聞いてくるようになりました。
今では、しいたけ大好きっこです。
ほしじいたけ ほしばあたけシリーズ全5作品を紹介
ほしじいたけ ほしばあたけ
ほしじいたけ ほしばあたけシリーズの最初のお話です。
このお話を読んでおくと、この後のお話の内容がスムーズに理解できます。
どの絵本にしようか迷っている方は、まずこのお話から読んでみてくださいね。
【あらすじ】
きのこ村のはずれに、ほしじいたけとほしばあたけが住んでいました。
きのこ村には、他にもたくさんのきのこたちが住んでいて毎日にぎやかです。
そんなある日、子どものきのこが谷から落ちてしまいました。
そのことを聞いたほしじいたけは、助けに向かいます。
はたして、ほしじいたけは無事に子どもを助けられるのでしょうか!?
- おすすめ度 ★★★★★
- おすすめ年齢 3歳~
- 発行日 2015/09/09
ほしじいたけ ほしばあたけ じめじめ谷でききいっぱつ
ほしじいたけ ほしばあたけシリーズの2作目は、ほしじいたけが風に飛ばされた先で、大きな危険にさらされます。
はじめてきのこ以外のキャラクターも登場し、物語を盛り上げます。
絵本の最初のページには、きのこ村に住んでいる仲間たちの説明が書かれています。
このお話からほしじいたけ ほしばあたけシリーズを読みはじめるという方は、ぜひ目を通してからお話を読んでみてくださいね。
【あらすじ】
きのこ村のはずれに、ほしじいたけとほしばあたけが住んでいました。
いつものように日向ぼっこをしていたふたり。
風が出てきたため、ほしばあたけは帰りましたが、残っていたほしじいたけは、風に飛ばされてしまいました。
風に飛ばされて着いた先は、きのこにとって危険な場所…。
ほしじいたけに、大きな危険がふりかかります!
- おすすめ度 ★★★★☆
- おすすめ年齢 3歳~
- 発行日 2016/10/19
ほしじいたけ ほしばあたけ カエンタケにごようじん
ほしじいたけ ほしばあたけシリーズ3作目のお話には、猛毒キノコの「カエンタケ」が出てきます。
触るだけで皮膚が炎症したり、食べると死に至ることも…。
そんな危険なきのこがあることを、小さなお子さんにもわかりやすく伝えられるお話になっています。
身近に生育するきのこだからこそ、その危険性については小さなうちから理解しておきたいですよね。
【あらすじ】
きのこ村のはずれに、ほしじいたけとほしばあたけが住んでいました。
ほしじいたけとほしばあたけは山の奥へきて、きのこの胞子をまいていました。
しかし、いつの間にかはぐれてしまったふたり。
そして、ほしじいたけは怪しい赤いキノコの群れに捕まってしまいます。
はたして、ほしじいたけの運命は!?
- おすすめ度 ★★★★☆
- おすすめ年齢 3歳~
- 発行日 2017/08/23
ほしじいたけ ほしばあたけ いざ、せんにんやまへ
ほしじいたけ ほしばあたけシリーズ4作目のお話には、まさかの「早口言葉」が!
これを言えないと、物語が先に進まないくらい重要です。
ぜひ、お子さんと一緒にどちらが上手く言えるか勝負してみてくださいね。
【あらすじ】
きのこ村のはずれに、ほしじいたけとほしばあたけが住んでいました。
ある日、村のきのこたちが「かさよれよれびょう」にかかってしまいます。
この病気を治す方法はただ一つ、くすりせんにんに薬を作ってもらうことです。
さっそく、くすりせんにんに会うため、ほしじいたけとほしばあたけは村を出発します。
険しい道のりをへて、くすりせんにんの元へたどり着いたふたりにさらなる試練が!
はたして、ほしじいたけとほしばあたけは村へ無事に薬を持って帰れるのでしょうか?
- おすすめ度 ★★★★★
- おすすめ年齢 3歳~
- 発行日 2018/11/29
ほしじいたけ ほしばあたけ おにたいじはいちだいじ?
ほしじいたけ ほしばあたけシリーズ5作目のお話は、鬼退治!?
鬼が出てくるのかと思ったら、かわいいオニきのこでした。
ほしじいたけ&ほしばあたけにも負けないカラカラに乾いた「キクラゲ」のおじいさんも登場します。
初登場のきのこがたくさんいて、シリーズの中でも特ににぎやかな作品になっています。
【あらすじ】
きのこ村のはずれに、ほしじいたけとほしばあたけが住んでいました。
ある日、ほしじいたけ達のもとに、キクラゲのおじいさんが訪ねてきます。
きのこ村周辺でオニが出るという噂をきき、ほしじいたけ達に知らせに来てくれたのです。
そこへ、きのこ村の子どもたちが来て、キクラゲのおじいさんは子どもたちと遊びはじめます。
キクラゲのおじいさんと子どもたちが遊んでいると、そこに噂のオニが!
はたして、キクラゲのおじいさんと子どもたちは大丈夫だったのでしょうか?
- おすすめ度 ★★★★☆
- おすすめ年齢 3歳~
- 発行日 2021/10/26
まとめ
いかがだったでしょうか?
ほしじいたけ ほしばあたけシリーズは、どの作品もユーモアあふれていて、小さなお子さんも楽しく聞いていられます。
珍しいきのこや毒のある危険なきのこも登場し、絵本を通してきのこについて楽しく知れます。
きのこについてもっと知りたいという方には、シールえほんもおすすめです。
ぜひ、お気に入りの1冊を見つけて読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。