恐竜好きに人気の「恐竜トリケラトプスシリーズ」。
1992年に最初の作品「たたかえ恐竜トリケラトプス」が出版されました。
それ以来、たくさんの作品が出版され、子どもたちに愛され続けています。
しかし、作品数が多く「どの作品から読むの?」「順番はあるの?」と、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、「恐竜トリケラトプスシリーズ」の内容や読む順番などを詳しく解説していきます。
物語の内容は?
「恐竜トリケラトプスシリーズ」は、草食恐竜トリケラトプスが中心の冒険物語です。
トリケラトプスが、肉食恐竜などの強敵とたたかい、困難を乗り越えていきます。
トリケラトプスの子ども「リトルホーン」の勇敢な姿や、父親「ビッグホーン」の激しい戦いが見どころです。
また物語の中では、親子愛や、種を越えて他を助ける姿も描かれています。
恐竜好きの子も、そうでない子も、たくさんの子が楽しめる絵本になっています。
キャラクター
「恐竜トリケラトプス」には、たくさんの恐竜たちが登場します。
トリケラトプス |
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ダスプレトサウルス |
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恐竜の子どもたち |
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トリケラトプスの中でも、「ビッグホーン」と「リトルホーン」は、物語の中心となるキャラクターです。
また、肉食恐竜の代表格として、ダスプレトサウルスが登場します。
「ダス」は、トリケラトプスの宿敵です。
シリーズを越えて登場する重要なキャラクターの1つです。
そして、トリケラトプスと一緒に旅をしたり、協力して戦ったりする恐竜の子どもたちもいます。
特に「プテラぼうや」は、シリーズを越えて登場し、長い間一緒に旅をする仲間です。
以上が、「恐竜トリケラトプスシリーズ」に登場する、おもなキャラクターです。
これらのキャラクターたちを覚えておくと、シリーズ途中の物語から読んでも話に入りやすくなります。
各シリーズの内容
「恐竜トリケラトプスシリーズ」には、4つのシリーズがあります。
- 第1シリーズ:「恐竜の大陸」
- 第2シリーズ:「たたかう恐竜たち」
- 第3シリーズ:「恐竜だいぼうけん」
- 第4シリーズ:「恐竜しんはっけん」
どのシリーズもトリケラトプスが中心となることに変わりはありません。
しかし、シリーズによって新たな生活や旅がはじまり、旅をする目的やメンバーも変わります。
第1シリーズ「恐竜の大陸」
出典:恐竜トリケラトプスシリーズ – 子どもの本の小峰書店 (komineshoten.co.jp)
「恐竜の大陸」は、最初に出版されたシリーズです。
トリケラトプスたちが、緑豊かな新天地をもとめ旅をし、旅の中でさまざまな恐竜と出会います。
種を越えて草食恐竜と協力したり、肉食恐竜とは激しい戦いを繰り広げたりします。
漢字が使われていて、文章量も多く、対象年齢は5歳・6歳です。
4つのシリーズの中で、最も文章量が多いと感じました。
第2シリーズ「たたかう恐竜たち」
出典:恐竜トリケラトプスシリーズ – 子どもの本の小峰書店 (komineshoten.co.jp)
「たたかう恐竜たち」は、2番目に出版されたシリーズです。
緑豊かな新天地にたどり着いたトリケラトプスたちの、その後の生活が描かれています。
新天地についた後も、肉食恐竜との激しい戦いは続きます。
このシリーズでは、前シリーズ「恐竜の大陸」で出会った恐竜たちが出てくる作品もあります。
「恐竜の大陸」シリーズのように、漢字も使われていて、文章量も多く、対象年齢は5歳・6歳です。
文章量は、「恐竜の大陸」シリーズより少ないかなと感じました。
第3シリーズ「恐竜だいぼうけん」
出典:恐竜トリケラトプスシリーズ – 子どもの本の小峰書店 (komineshoten.co.jp)
「恐竜だいぼうけん」は、3番目に出版されたシリーズです。
物語は、2パターンあります。
- 「ビッグホーン・リトルホーン・プテラぼうや」の3頭が、すみかを離れて旅をする物語
- すみかに残っているトリケラトプスたちの物語
この「恐竜だいぼうけん」シリーズから、漢字が使われなくなり、文章量も減ります。
対象年齢も3歳・4歳となり、より小さな子でも読みやすくなりました。
本のサイズもB5変型判になり、持ちやすいです。
第4シリーズ「恐竜しんはっけん」
出典:恐竜トリケラトプスシリーズ – 子どもの本の小峰書店 (komineshoten.co.jp)
「恐竜しんはっけん」は、「恐竜トリケラトプス」最新シリーズです。
2022年6月に最初の作品が出版されました。
2023年10月時点での作品数は2作品で、トリケラトプスたちの戦いが描かれています。
対象年齢は3歳・4歳と、「恐竜だいぼうけん」シリーズと同じです。
これからどんな物語が描かれるのか楽しみです!
読む順番は?
おすすめの読む順番は、2パターンあります。
- 出版年月日順に、第1シリーズ「恐竜の大陸」シリーズから読む
- 文章量の少ない第3シリーズ「恐竜だいぼうけん」シリーズから読む
「恐竜の大陸」シリーズから読む
「恐竜の大陸」シリーズから読む場合は、4歳以上の子がおすすめです。
出版年月日順に読むことで話に入りやすくなります。
文章量が多く、読み応えがあるため、長くても聞いていられる4歳頃からがおすすめです。
「恐竜だいぼうけん」シリーズから読む
「恐竜だいぼうけん」シリーズから読む場合は、2歳・3歳の小さな子がおすすめです。
このシリーズは、第1シリーズと第2シリーズに比べ、文章量が少なくなっています。
また、トリケラトプスたちの旅が新たにはじまるため、違和感なく読みはじめられます。
小さなお子さんに読んであげたい方は、無理なく聞いていられる第3シリーズ「恐竜のだいぼうけん」からがおすすめです。
おすすめ作品一覧
おすすめ作品5選!
恐竜トリケラトプス はじめてのたたかい(黒川みつひろ恐竜えほん25周年記念特別出版)
この作品は、「黒川みつひろ恐竜えほん25周年記念特別出版」として出版されました。
そのため、第1~4シリーズの中にはない特別な作品です。
物語には、のちに「ビッグホーン」「ママホーン」と呼ばれる2頭の出会いが描かれています。
「恐竜トリケラトプス」シリーズの原点となる物語です。
- オススメ度:低 1-2-3-4-5高
- 文章量:少1-2-3-4-5 多
- わかりやすさ:易1-2-3-4-5 難
- ページ数:32
- 発行日:2018/03/22
恐竜リトルホーンと巨大翼竜(第1シリーズ「恐竜の大陸」)
トリケラトプスの群れが、巨大な翼竜ケツァルコアトルスに襲われるお話です。
「ビッグホーン」の勇気ある戦術が見どころです。
- オススメ度:低 1-2-3-4-5 高
- 文章量:少1-2-3-4-5 多
- わかりやすさ:易1-2-3-4-5 難
- ページ数:39
- 発行日:1992/09/18
恐竜トリケラトプスと大空の敵(第2シリーズ「たたかう恐竜たち」)
見どころは、プテラノドンの空からの攻撃です。
「恐竜トリケラトプスシリーズ」では、勇敢なトリケラトプスたちの姿がよく描かれています。
しかし、この絵本ではプテラノドンの戦術が印象的で、子どものお気に入りのシーンとなりました。
- オススメ度:低 1-2-3-4-5 高
- 文章量:少 1-2-3-4-5 多
- わかりやすさ:易 1-2-3-4-5 難
- ページ数:39
- 発行日:2001/04/20
恐竜トリケラトプスとそこなしのぬま(第3シリーズ「恐竜だいぼうけん」)
すみかに残っているトリケラトプスとアルバートサウルスの戦いです。
「ママホーン」が戦いの中で、底なしの沼をどのように使うのかが見どころです。
- オススメ度:低 1-2-3-4-5 高
- 文章量:少 1-2-3-4-5 多
- わかりやすさ:易 1-2-3-4-5 難
- ページ数:32
- 発行日:2016/07/09
恐竜トリケラトプスとウミトカゲ(第4シリーズ「恐竜しんはっけん」)
第4シリーズ最初の物語です。
2頭のウミトカゲは、迫力満点!
陸のトリケラトプスと海のウミトカゲが戦うシーンは、ハラハラドキドキです。
- オススメ度:低 1-2-3-4-5高
- 文章量:少1-2-3-4-5 多
- わかりやすさ:易1-2-3-4-5 難
- ページ数:32
- 発行日:2022/06/17
まとめ
いかがだったでしょうか?
「恐竜トリケラトプス」は、1990年代から出版され続けているロングセラー作品です。
作品数も多く、お子さんのお気に入りの1冊がきっと見つかります。
ぜひ、気になる絵本があれば、お子さんと一緒に読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。