絵を描くときや、家庭学習をするときに必要な鉛筆。
家にあったものを子どもに渡して、「あれ?書きにくそう」と思った経験はありませんか?
小さな子にとって、一般的に使われている鉛筆はまだまだ使いにくいもの。
それでは、はじめて使う鉛筆はどのようなものがよいのでしょうか。
この記事では、小さな子でも使いやすいおすすめの幼児用鉛筆を紹介します。
はじめての鉛筆「3つのポイント」とは?
はじめての鉛筆を選ぶとき、注目してほしいポイントは3つです。
- 芯の硬さ:「6B」または「4B」
- 軸の形状:握ぎりやすい「三角軸」
- 長さ:持ちやすい「短め」
芯の硬さ
芯の硬さは、「6B」や「4B」がおすすめです。
芯が太く柔らかいのが特徴で、筆圧が弱い小さな子でも、はっきりとした線を書けます。
鉛筆でよく聞く「H」「B」「F」は、芯の濃さと硬さを表すものです。
「B」=「Black(黒い)」
「F」=「Firm(しっかりした)」
「B」の前につく数が大きいほど、色が濃く芯は柔らかくなります。
「F」は、「H」と「B」の間の濃さと硬さです。
「4B」や「6B」は、小学生が使うことの多い「2B」や「B」、一般的に使われることが多い「HB」よりも色が薄く芯が硬いことになります。
年齢が上がると筆圧が強くなり、コントロールも上手くなるため、色が薄く硬い芯でも上手く書けるようになります。
子どもの成長合わせて、適した鉛筆を選ぶようにしましょう。
軸の形状
軸の形状は、「三角軸」がおすすめです。
おすすめの理由は、以下の2つです。
- 自然と正しい持ち方ができる
- 指が滑らず固定できる
三角軸の鉛筆は、面の数と、鉛筆を持つ指の数が一致します。
そのため、鉛筆の3面に対し、親指・人差し指・中指の3本の指を当てると、自然と正しい持ち方になります。
私も子どもに教えるとき、三角軸だと教えやすかったです。
また、三角軸は、一般的な六角軸に比べて指の当たる面積が広くなります。
面積が広いと指が滑らず握りやすいため、結果的に線がブレにくくなります。
はじめての鉛筆では、上手に書くことよりも「正しい持ち方」を覚えることが大切です。
三角軸の鉛筆を使って、正しい持ち方をマスターしましょう。
長さ
長さは、「短め」がおすすめです。
鉛筆は、JIS規格で172mm以上と定められています。
この長さは、大人の手のひらのつけねから、中指の先までの長さを参考にしたといわれています。
そのため、小さな子にとって一般的な鉛筆は、少し長く感じられます。
長いと持ちにくいため、小さな子には短めの鉛筆を選びましょう。
幼児用鉛筆まとめ
鉛筆 | おすすめポイント | 長さ |
鉛筆の面に「お父さん・お母さん・お兄さん」の絵が描かれている | 127mm | |
鉛筆の面を「カラーユニバーサルデザイン」で色分けしている | 130mm | |
専用の「もちかたサポーター」がある(別売) | 120mm | |
鉛筆に「しまじろう」が描いてある | 150mm |
幼児用鉛筆おすすめ4選!
トンボ鉛筆「Yo-i おけいこセット」
- 芯の硬さ:6B
- 軸の形状:三角軸
- 長さ:127mm
おすすめポイントは、鉛筆の面に「お父さん・お母さん・お兄さん」の絵が描かれているところです。
お父さんが描かれている面には、お父さん指(親指)を合わせます。
お母さんが描かれている面には、お母さん指(人差し指)を、お兄さんが描かれている面には、お兄さん指(中指)を合わせます。
そうすると、正しく鉛筆を持つことができます。
「どこをどう持って…」と、子どもにわかりやすく説明するのって意外と難しいですよね。
この鉛筆は、子どもにわかりやすく持ち方を教えられます。
さらに、子どもが自分で持つときも、絵を確認しながら持てるためおすすめです。
学研ステイフル「さんかくえんぴつ」
- 芯の硬さ:6B
- 軸の形状:三角軸
- 長さ:130mm
おすすめポイントは、鉛筆の面ごとに色分けをしているところです。
この色分けには、「カラーユニバーサルデザイン」が採用されています。
さまざまな色覚の違いに配慮されたデザインで、多くの人にとって判別しやすい色が使われています。
また、4Bと2Bの鉛筆もあるため、お子さんの成長に合わせてスムーズに鉛筆をステップアップできます。
くもん「こどもえんぴつ」
- 芯の硬さ:6B
- 軸の形状:三角軸
- 長さ:120mm
おすすめポイントは、専用の「もちかたサポーター」があるところです。
鉛筆にサポーターをつけ、指をそえるだけで、正しくえんぴつが握れます。
鉛筆だけだと少し不安という方は、鉛筆とサポーターをセットで使うのがおすすめです。
「うさぎ」と「くるま」のデザインがあり、気分によって使い分けられます。
こどもちゃれんじ「もちやすい!はじめてえんぴつ」
- 芯の硬さ:6B
- 軸の形状:三角軸
- 長さ:150mm
おすすめポイントは、鉛筆に「しまじろう」が描いてあるところです。
しまじろうは、こどもちゃれんじ発のキャラクターで、特に小さな子に人気があります。
好きなキャラクターと一緒だと、よりやる気がでますよね。
また、鉛筆上部には名前を書く欄もあるため、外出先でも使いたい方におすすめです。
鉛筆削りは付属していないため、別で購入する必要があります。
まとめ
いかがっだたでしょうか?
はじめての鉛筆では、「正しい持ち方」をマスターすることが大切です。
そのためにも、小さな子が持ちやすい鉛筆を使うようにしましょう。
【はじめての鉛筆を選ぶときのポイント】
- 芯の硬さ:「6B」または「4B」
- 軸の形状:握ぎりやすい「三角軸」
- 長さ:持ちやすい「短め」
はじめての鉛筆を選ぶときのお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。